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(株)カヤック

“面白法人”として世の中をもっと面白くしたい!
―執行役員・管理本部長 柴田史郎さんにお話を伺いました。
カヤックがどんな会社かを説明するときは、事業ではなく構成する社員で説明することが多いです。弊社は社員の9割近くが企画、デザイン、プログラミングなどを行うクリエイターの集団です。このクリエイターを活用してどういう事業ができるかという観点で、多岐にわたる事業を手掛けています。 
カヤックという会社は、大学の友人だった創業者3人が、卒業後、サラリーマン、大学院、海外放浪という別々の道へ進み、数年後また集まって起業したことに始まります。これは、漫画『サンクチュアリ』(池上遼一著)に触発され、3人での起業を約束したそうです。
住みたい場所で働く
―鎌倉に本社を置かれた理由は何かあるのでしょうか。
通常、会社を創業するとき、「何を(事業内容)誰と(社員)どこで(場所)行うか」のうち、「何を」から決めるところが多いと思いますが、弊社は「誰と」「どこで」を大事にしていました。
「誰と」は、先ほどご説明した、「創業者3人で起業を約束した」というエピソードです。事業内容を決める前に「3人でやる」という話がありました。
「どこで」に関しては、海と山があって「住みたい場所」だった、ということが一番にあり、鎌倉が選ばれたようです。さらに、我々の仕事はインターネットがあれば都内でなくても仕事ができますので、住みたいところに住んで地域の方と一緒に会社を成長させていきたい、という思いでした。

面白がりながら誰かの人生を面白く
―“面白法人”に込められた思いを教えてください。
何でも面白がる人たちの集まり、社会から見て面白いと言ってもらえる会社、誰かの人生を面白くする会社、という三つがあります。自分たちが面白がって仕事をすることで、他の人から面白いと言われ、実際にサービスや事業で誰かの人生を面白くしていく。この三つの要素を満たしていこう、というのが面白法人の裏側にある思いです。

個性豊かなクリエイターが強み
―改めて御社の強みを教えてください。
この会社にいるクリエイターたちです。他と違ったものを作ろう、という気持ちが強い人たちが揃っています。「新しいことをやる」、「今やっていることを改善する」、この二つをバランス良くできる人が多いと思います。

地域の良さを活かして成長する
―これから特に力を入れていきたいことは何ですか。
弊社は創業以来、地域の良さを活かしながら会社も成長していくことを目指しています。
2020年7月には子会社や今までやっていた事業を再編し、ちいき資本主義事業を設立しました。移住希望者と地域とをつなぐプラットフォーム「SMOUT(スマウト)」や、人と人をつなげるコミュニティ通貨「まちのコイン」といった事業に力を入れています。

―そんなカヤックさんではどんな人材を求めていますか。
みんなで一つの会社を作っていくということを大事にしているので、会社自体をつくることを面白がれる人に来てほしいです。もう一つ、弊社が「こういう人に来てほしい」と思う要素に全く当てはまらない人を採用することによって予想外のことが起きるのが面白いので、こちらの予想を超えた人を歓迎します。

―経理の春名麗子さん、エンジニアの川添昌俊さんにお話をお伺いしました。
―お仕事内容とその魅力を教えてください。
春名:日々新しい事業・サービスができる環境で、既存の仕組みに当てはめるのではなく、どうやって事業にマッチした経理処理をするか、を考えるような仕事です。常に考えながら、改善・進化させていく。毎日飽きることがありません(笑)。
川添:ソフトウェアのプログラミングやマネージメントなどをしています。
職場には様々なバックグラウンドを持つ人がいて、自分とは全く違うものの見方、考え方に触れられるのが楽しいです。また、クリエイター同士フラットな関係性で、交流を深めながらいいものを作れるというのが良いところだと思います。

活発なコミュニケーション
―職場の雰囲気はいかがですか。
春名:経理チームはお子さんのいる女性が多く、和気あいあいとした職場です。月締めの処理で忙しい時期がありますが、それぞれ限られた時間の中でフルパワーを出して働いています。
川添:ブレストを推奨する会社の文化に関連するキーワードとして自分が好きな言葉に、「アイデアのある人は深刻化しない」というものがあります。クリエイターがいろいろなアイデアを出していればその会社は困らない、という意味だと思っています。そういった社風もあり、チャットツールも含めて会話が活発で、たくさんの議論を経て新しい機能を作ったり、サービスを改善したりしています。刺激のある仕事ができる職場だと思います。

―最後に、どんな人と一緒に働きたいですか。
春名:バレーボールチームのようなイメージで、声を掛け合って連携しながら仕事をしています。ですので、そういった周りの状況を見た動きのできる方、自分の目の前だけではなく少し広い視野をもって、声を掛け合うことができる方だとより楽しめると思います。
川添:もともと多様な人が集まっている会社ですが、さらに全く違うバックグラウンドを持つ人が入ってくることが、面白い仕事ができる原動力になっています。多様性に貢献できる人、他にはない経験をしたことがある人に来てほしいです。
日付:2020-11-18