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(有)清水食品

安全安心でおいしい鎌倉豆腐をつくっています
鎌倉で60年、手作り豆腐の会社
―専務取締役 柿崎孝宏さんにお話をお伺いしました。
弊社は豆腐、油揚げの製造を行い、学校、病院、老人ホーム、飲食店、スーパーなどに卸している会社です。
もともとは、由比ガ浜にあった豆腐屋を譲り受けたのが、清水食品の始まりと聞いています。その後、この深沢の地に移ってきて、今の社長で4代目、由比ガ浜時代からは60年以上になります。
36年前、港南台高島屋に百貨店の開店と同時に直売所を開きました。令和2年8月、百貨店の閉店に伴って閉店したため、新たな直売所を開こうと考えているところです。
また、工場には無人直売所を併設していて、地元の人がたくさん買いに来てくれます。口コミで初めての人も来てくれるのがうれしいですね。

ちょうど良い規模感
―御社の強みはどんなところですか。
小さすぎず大きすぎずの規模感でしょうか。鎌倉では一番大きい豆腐屋ですが、大企業ではないので、小回りが利く。急なオーダーや個別注文に対応することができます。
また、美味しいのはもちろんですが、安全安心にも気を付けて製品を作っています。

広く、長く続けるために
―新たな直売所というお話しもありましたが、今後チャレンジしたいことはありますか。
「鎌倉豆腐」としてやってきて、“鎌倉”の名前のおかげであまり営業せずとも注文がきていた面があります。でも、これからは時代に合わせた戦略を立てないといけないと思っています。“昔ながら”だけではやっていけません。
まずは広告に力を入れていこうと思っていて、手始めにホームページをリニューアルします。
また、新たな直売所は、小さくても工夫を凝らした面白いお店にしたいです。
大豆製品を使って鎌倉土産もつくりたい。豆腐は日持ちしないので、お土産になりませんから、お土産になる新たな製品を開発したいです。
大変な時代ですが、この豆腐製造という事業を広く、長くやっていきたいと思っています。

コミュニケーションがとれる人!
―そんな清水食品さんではどんな人材を求めていますか。
やはり身体を使った力仕事が多いので、それができる人。元気で明るい人。一番大事なのはコミュニケーションが取れることです。
ものづくりの仕事ですので、最初は一から教えますが、あとは一人ひとり仕事を担当してもらいます。その時、分からなければきちんと周りに聞ける人に来てほしいと思っています。また、一人の仕事でも時間の配分などをしっかりして、自発的に働ける人を求めています。

―工場全般管理職をされているH.Мさんにお話をお伺いしました。
―お仕事の内容を教えてください。
豆腐の製造、配送、仕分けをしています。
製造では、機械を使いながら大豆を擦って煮て豆乳から豆腐をつくるまで、すべての作業を行っています。
ON/OFFのメリハリ
―職場の雰囲気はいかがですか。
仕事中は、みな集中して黙々と働いています。休憩中などちょっとしたときは、冗談を言ったりして、くだけた雰囲気です。

やりたいことができる
―お仕事で大変なこと、面白いところはどんなことですか。
正直、仕事は身体を使うので全部大変です。
自分は以前大きな豆腐製造の会社に勤めていましたが、大きなところだと部署が細かく分かれていて、できる仕事が限られています。ここでは、豆腐作りの最初から最後まで、全部できるのが魅力です。ノウハウが覚えられるので、家でも豆腐が作れるようになります(笑)。
また、規模が大きくない分、自分のやりたいことができる。「もうちょっとこうしてみよう」といった工夫ができるのが楽しいです。



日付:2020-09-24